四万温泉の老舗旅館。6つの湯で温泉三昧 四万たむら

　私が、秋の実りの中で一番好きなもの。それが栗ごはん。
たむらの栗ご飯は、昔から、お醤油の炊き込みご飯。　
皆様のおうちの栗ごはんのお話を聞くたびに、？？？
　栗ご飯は、白いご飯であるらしい・・・
峯田の栗ごはんには、大納言が入る。
少しあずき色のうつった塩味のご飯に、炊きこんだ栗。
　そしてその上には、皮をむいた後、一晩とぎ汁につけ渋みと苦みを抜き、
くちなしで色、そして甘みをつけた栗がのる。
　ふたを取った瞬間に立ち上る湯気と香りが食欲をそそる。

今月は、私も栗とイチジクの模様の帯で、秋を楽しんでいる。

さよ

毎年秋になると、四万グランドホテルのロビーで、楽しい一夜があります。
今年も10月5日　津軽三味線　松本梅しょう様のミニコンサートが開催されました。
　これは、高崎商店街の方々が、講演会と懇親会を兼ねて、
四万グランドホテルにお泊りくださいます。その行事の中のひとつとして、
群馬県で活躍されている方々のミニコンサートを開催してくださいます。
　今年は地元の方にもお声をかけ、ほかのご宿泊のお客様も交えて、
盛大なギャラリーにお集まりいただきました。

　津軽三味線だけでなく、尺八や民謡などで、楽しませていただきました。
民謡コーナーでは、掛け声のかけ方など教えていただき、一緒に参加しました。
緊張しながらも、声を出すって楽しいです。

秋の始まりの幸せな夜でした。

さよ

　９月３０日　いよいよ「ぐんまデスティネーションキャンペーン」の最終日です。
　県庁で、最後のセレモニーが大勢の関係者の参加のもと行われました。
　ＪＲ６社による、目的地を群馬県に！という、大々的なキャンペーンで、
この夏は、東京に出かけるたびに群馬県の大きなポスターや旅行パンフレットを見かけ、
毎回うれしくなっていました。

　ＪＲ東日本高崎支社長から、群馬県の大澤知事にＳＬ記念プレートの贈呈式がありました。
　２種類のプレートがおさめられた額が作られたのは、ＪＲでも初めてのこと
とおっしゃっていました。

　女将の会としては、これで終わりではなく、これからもずっと変わりなく、
お客様にいらしていただき、喜んでおかえりいただけるよう努力は続きます。
そんな宣言を会長にしていただき、気持ちを新たにしました。

さよ

　９月９日　四万温泉にある、３７軒の旅館すべてが掲載された、丸ごと四万温泉を紹介する本
「あなたにも教えたい四万温泉」が刊行されました。
　長期間かけ一軒一軒の宿にインタビューされ、実際にお風呂にも入られた、本当の言葉で書かれたガイドブックです。

　
その出版記念パーティが、四万たむら　ゆーとぴあホール四季で開催されました。

　和洋中ビュッフェスタイルのお料理で、皆様ゆっくり歓談されていました。
ところどころに、懐石の技が彷彿されますが、料亭ではお目にかかれないお料理の数々に、
新しい峯田を発見したように思いました。
　四万たむらの立食パーティもおススメです。

さよ

　この賽陵館日記を始めるときは張り切っていたのですが、腰を傷めてから、
なかなか文章に取り掛かる元気が出ませんでした。

継続は力なり　という言葉がありますが、継続するにもパワーが必要！
が、私の今の実感です。

　でも面白いもので、着物の帯がコルセット代わりになり、たぶん結構元気そうに、
あちこち動いておりました。
　皆様にお知らせしたいことも、たっぷりたまっています。 
　そんなこんなを、少しづつ（事後報告ではブログの意味がなくなるかしら・・・）
お知らせいたします。

　時々、美味しいものからもパワーをもらいます。
この床漬のたまごも、季節により形をかえてお客様にお出ししていますが、今夜は、柿に変身。
栗の渋皮煮・菊花大根の甘酢漬けとともに、秋の実りを五感で楽しみました。

さよ

　秋の落ち葉などが、風に吹き寄せられた風情をだして盛り付ける。
これが料理でいう「吹き寄せ」である。
　今月は、銀杏丸十・もみじ丸十・いが栗・木の葉人参・銀杏南京など、秋の実りをすべて手作りで吹き寄せに見立てている。
寄せ盛り・向付などでお楽しみいただきたい。
 

　丸十とは
サツマイモのこと。
薩摩藩主　島津家の紋所（丸に十）を、薩摩を代表するサツマイモにあてた。

　いが栗
写真では、本物の栗のいがを使ったが、今月の料亭では、皆様に丸ごといが栗を召し上がっていただきたく、卵素麺や抹茶素麺で、栗のいがを表した。

お楽しみください。

　私のワードローブの何割かを占めるポールスミスとの出会いは、何年前になるでしょう。
　ちょっと甘くて、ちょっと仕事のできる女性♪というイメージが好きです。
この秋のテーマのひとつ「ＲＯＳＥ　ＡＮＤ　ＣＲＯＷＮ」も素敵です。
ジャケットとブラウスを求めたら、こんなプレゼントも頂きました。

使えるけれど、使えない！！！
大事にします。

ありがとう♡♡♡

さよ

すっかりブログの更新もせず、ご無沙汰いたしました。
少し腰を傷めました。（疲労蓄積によるぎっくり腰状態・・・(^_^;)）
足袋を履くのって、こんなに大変だったかしら？？？の日々でした。
そのため、動きも鈍くなり、パソコンの前に座ることもままならず・・・

と、言い訳をしているうちに、日々が過ぎ、秋も深まってしまいました。

四万の山の木々も色づき始め。
実りの秋の楽しみも、たくさん出てまいりました。
料亭「山桜」入り口も、秋の風情でお出迎えの準備も出来ました。

皆様のお越しをお待ちしております。

さよ

　「秋刀魚を食べ尽くしたい」とおっしゃる、お客様からの特別のご予約で、親方が腕を揮った
一品です。
　「押し寿司もいろいろあるけれど、秋刀魚のこれが一番だね。」と、親方が一言。
切れ端を私もちょっとつまみました。 
しょうがと胡麻の風味も合わさり、なるほど！でした。

　今月の四万たむらは、「松茸懐石」でお客様に喜んでいただいていますが、このお席は、
「秋刀魚懐石」と名付ければよいのでしょうか？

　塩焼きの秋刀魚も、私の目の前をおいしそうに泳いで行きました・・・

さよ

　   食用菊には、花弁に苦みがなく、香りのよいものが選ばれている。
東北地方や長野県が有名な産地である。
青森の安房宮。山形のもってのほか。などなど。
　今月は菊茶のもてなしとして、この食用菊を多用している。
食前酒を始めとし、干したのし菊が似合うもの。生の香りと食感を楽しんでいただくもの。と、
使い分け、秋の始まりを五感で感じていただきたい。